GHIT FUND FUTUREパートナーからの支援表明

“日本はグローバルヘルスに対して以前から長きに渡って取り組んできました。2000年の九州沖縄サミットでは、世界で初めて感染症を議題として提言し、持続可能な開発目標(SDGs)採択後初めてのサミットとなった2016年のG7伊勢志摩サミットでは、国際保健をハイライトしました。サミットの成果文書では、GHIT FundがR&Dの優れた官民パートナーシップの例として紹介されたことを嬉しく思います。GHIT Fundへの投資は、他の感染症イニシアチブと同様に、日本はグローバルヘルスに継続的にコミットメントし続けるという意思表示であります。”

相星 孝一

外務省
大臣官房地球規模課題審議官(大使)

“GHIT Fundの仕組みにより、我が国の製薬企業、研究機関、および大学等が、日本国民の健康だけでなく、国際保健にも貢献しうる技術力を有していることを国内外に示すことができたのではないでしょうか。この成功体験を基盤に、多くの企業、研究機関が国際保健の課題に関心を持ち、日本のグローバルヘルスR&Dを更に進めることにつながることを期待しています。”

山本 尚子

厚生労働省
大臣官房審議官

“日本はグローバルヘルスにおけるリーダーです。GHIT Fundは、日本政府、製薬企業、財団の資源を結集させたパートナーシップを通じてグローバルヘルスを変革しようという日本のコミットメントを象徴する機関として、低中所得国における疾病負担を改善に向けた製品開発を推進しています。”

トレバー マンデル

ビル&メリンダ・ゲイツ財団
グローバルヘルスプログラムプレジデント

“日本には、卓越した科学基盤やイノベーションを生み出す文化が根付いており、さらに世界水準の製薬産業もあり、病気の診断や治療を迅速に開発できる理想的な環境にあります。このたびのGHIT Fundへの支援に加えて、治療薬、ワクチン、診断薬を迅速に開発し、新薬を必要とする何十億人に届けるために国内外のパートナーと協働できることを誇りに思います。”

スティーヴン キャディック

ウェルカム・トラスト
イノベーションディレクター

“GHIT Fund は、日本の製薬業界のグローバルヘルスの課題解決に対する意識変革を促しました。具体的には、私たちが持つ製品開発の専門知識と能力を、政府、国際機関、非営利組織などの専門性と組み合わせることによって、グローバルヘルスの諸課題の解決のために、日本の製薬企業がリーダーシップを発揮できる仕組みを作り出しました。”

畑中 好彦

アステラス製薬株式会社
代表取締役社長CEO

“グローバル社会が今後いっそう発展していくためには、グローバルヘルスの実現がますます重要になります。そのような中、GHIT Fund は、政府、民間企業および財団が参画するグローバルヘルスの製品開発に特化した世界初の官民パートナーシップであり、重大な使命を担っています。当社は独自の抗体改変技術や創薬に有用な化合物ライブラリーの提供などを通じ、世界の人々の健康や医療の発展に貢献してまいります。”

永山 治

中外製薬株式会社
代表取締役会長
最高経営責任者

“GHIT Fundは、我々の持つ資源を社会貢献へと繋げる橋渡しを担っています。当社の研究所には、これまでに創薬の過程で得られた数多くの技術や知見が蓄積されており、その中には事業としては活かされず社内で眠っている創薬技術などの資源もあります。これらをGHIT Fundによって活性化し、待ち望む患者さんに医薬品としてお届けできれば、グローバルヘルスへの貢献となり、非常に有意義であると考えています。”

中山 讓治

第一三共株式会社
代表取締役会長兼CEO

“我々製薬企業のミッションは、新薬を創製し、必要とするすべての人々にお届けすることです。開発途上国の人々を苦しめる顧みられない熱帯病やマラリア、結核の制圧を果たすためには、創薬推進に加えて、アクセス改善に取り組むパートナーシップが必須であり、GHIT Fundの新たなチャレンジに賛同します。エーザイは、グローバルヘルスへの貢献を、健康で豊かな中間所得層を生み出すための長期的な投資と位置づけ、積極的に取り組んでまいります。”

内藤 晴夫

エーザイ株式会社
代表執行役CEO

“日本の製薬企業は、治療薬、ワクチン、診断薬を生み出すイノベーターとして、常に大きな役割を果たしてきました。医薬品のアクセスと供給を向上し、貧困国の健康を改善する上で、我々はより強力な役割を果たすことができると考えています。”

手代木 功

塩野義製薬株式会社
代表取締役社長

“GHIT Fundは革新的な資金拠出のモデルであり、開発資金が不足している疾患の治療薬やワクチンの開発を促進する今までにない枠組みとして、設立以降、大きな成功を収めてきました。当社がこのモデルに投資を行い、かつ製品開発に貢献することが重要であると考えている背景には、当社がグローバルヘルスに強い関心を抱いていることに加え、日本にはGHIT Fundを成功に導く強力な基盤がある点があります。”

クリストフ ウェバー

武田薬品工業株式会社
代表取締役社長 CEO

“国連開発計画は日本、そしてGHITのパートナーであることを誇りに思います。「アクセスと提供に関するパートナーシップ」を通じて、低中所得国の保健システムの主要な問題点を解決することで、GHIT Fundが開発支援する製品をより多くの人々に、より早く届けることができるのです。”

マグディ・マルティネス・ソリマン

国連事務次長補 国連開発計画(UNDP)
総裁補兼政策プログラム支援局長

“開発途上国にはいまだ解決されていない感染症が多数存在しており、GHIT Fundとの連携はこの課題を解決する上で大変意義があります。
当社はこれまで蓄積してきた技術の活用により、体外診断や治療薬などの分野でイノベーションを創出し、開発途上国の医療水準の向上に貢献していきます。”

古森 重隆

富士フイルム株式会社
代表取締役会長・CEO

“大塚製薬は、結核領域での長年にわたる研究開発が結実し、本分野では約50年ぶりの新薬の一つとなる多剤耐性肺結核治療薬「デラマニド」を創出しました。GHIT Fundへの参画により、今後も世界の人々の健康に役立つ研究開発により一層貢献してまいります。”

樋口 達夫

大塚製薬株式会社
代表取締役社長

“開発途上国における感染症撲滅に向けた診断薬開発を更に強化するために、GHIT Fundと協働できることを嬉しく思います。GHIT Fundとのコラボレーションを通じて、感染症に苦しむ人々のために、医療的価値の高い診断技術の創出を加速していきます。”

家次 恒

シスメックス株式会社
代表取締役会長兼社長

“科学に根差したグローバル・ヘルスケア企業として、我々はグローバルヘルスの重要な課題に使命として取り組んでいます。GHIT Fundは、発展途上国で顧みられない病気に苦しむ患者さんを救うため、革新的な薬剤やワクチン開発の促進に貢献しています。我々は、GHIT Fundの一員として、我々とGHIT Fund共通のミッションであるグローバルヘルスにおける課題の克服に貢献できることをうれしく思います。”

高橋 希人

グラクソ・スミスクライン株式会社
専務取締役 開発本部長

“私たちジョンソン・エンド・ジョンソンは、良好な健康状態が人類の進歩を牽引していくことを知っています。しかし、HIVや結核など人々の可能性を阻害するような公衆衛生における重大なチャレンジが依然として残っています。これらはイノベーションとコラボレーションを通じて取り組むことができます。私たちは、公衆衛生における重要な課題に直面している人々への革新的なヘルスソリューション開発を促進するGHIT Fundへの継続的な支援を誇りに思っています。”

ポール ストッフルズ

ジョンソン・エンド・ジョンソン
チーフ・サイエンティフィック・オフィサー

“現在治療法がない病気の新薬を患者さんに届ける必要性と緊急性に関して、当社はGHIT Fundと思いをともにしています。グローバルなパートナーシップを重視したGHIT Fundとの連携により、当社独自の事業基盤に基づいたCSV経営をさらに推し進めていきます。”
※CSV:Creating Shared Valueの略で、社会課題への取り組みによる「社会的価値の創造」と「経済的価値の創造」の両立により、企業価値向上を実現すること。

花井 陳雄

協和発酵キリン株式会社
代表取締役社長

“当社は、アフリカでの住血吸虫症の制圧を目的とした、プラジカンテル寄付プログラムの開始から10年目を迎えます。GHIT Fundも支援を行っているプラジカンテル小児コンソーシアムの活動における当社のリーダーシップや、今回のGHIT Fundとの提携を通じて、最も脆弱な患者、すなわち、子どもたちが切望する新たな治療薬の製品化に近づくと確信しています。”

ベレン ガリージョ

メルク(Merck KGaA)
経営執行委員メンバー CEO Healthcare

“私たちの医薬品化合物ライブラリーがGHIT Fundを通じてグローバルヘルスR&Dに用いられることを誇りに思います。PDPsやGHIT Fundと連携によって、開発途上国における薬剤耐性との闘いや感染症の新薬開発が促進されることを期待します。”
※PDPs (Product Development Partnerships):産官学の連携を通じて治療薬、ワクチン、診断薬などの製品開発、臨床研究など、公衆衛生上の問題解決のために事業を行う非営利組織のこと。

三津家 正之

田辺三菱製薬株式会社
代表取締役社長

“当社は、国内外の人々に革新的で有用な医薬品を届けるため、新薬の研究開発に全力を注いでいます。GHIT Fundへの参画を通じて、アンメット・メディカル・ニーズが高いNTDs(顧みられない熱帯病)やマラリアなどの疾患領域において、当社の持つ革新的な創薬技術の活用可能性を探り、医薬品アクセスの向上を目指します。”

多田 正世

大日本住友製薬株式会社
代表取締役社長

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